非必須アミノ酸(11種類)
「チロシン」は、11種類あると言われる、非必須アミノ酸の中の一つであり、「フェニルアラニン」という「必須アミノ酸」から作られると言われています。「チロシン」は、「必須アミノ酸」ではないのですが、「脳」や「神経」が正常に機能する為、必要不可欠な「アミノ酸」です。
感情や精神機能、性的衝動を脳内でつかさどる重要な「神経伝達物質」である「ドーパミン」 や「ノルアドレナリン」の前駆体的な存在となって、脳の働きを活性化させる効果があります。「チロシン」は、納豆やチーズや味噌などは、たまに表面が白くなることがありますが、これは若いタケノコの切り口に見られるモワモワした白いものと同様で、この正体こそ「チロシン」です。この「チロシン」は、水に溶けにくい性質です。脳の中の「神経伝達物質」の濃度をあげてくれます。
「鬱(うつ)状態」に陥る時は、この「チロシン」の脳内濃度が低下しているということが解っており、「チロシン」 を補給する事によって、脳内の「神経伝達物質」の濃度を増加させて、神経の疲れをとったり気分転換をさせやる気をださせてくれたりしてくれます。その為、「チロシン」は鬱状態や精神的な不安の治療に効果があるとされており、しかも一般的に「抗うつ薬」に見られるような副作用がありません。また、「チロシン」を摂取すると、脳内の「ドーパミン」の濃度が上昇し「性機能」が改善したという効果も知られています。
脳の発達中である子供の場合、「チロシン」ばかり摂取していると、栄養のバランスが崩れてしまい、脳が発達するにあたって悪影響を与えると言われているので注意が必要です。また、腎臓病や肝臓病の方に対して使用すると、「濃縮アミノ酸」が腎臓に負担になりえますので、注意が必要になってきます。
サプリメントなどを「常用」するというよりも、1ヶ月摂取場合は、次の1ヶ月は休むといった「間隔」をあけて摂取するとよいでしょう。さらに、高血圧の方が気を付けなければいけないのが、「チロシン」を摂取することにより、「ノルアドレナリン」の量を増やすことになり、この「ノルアドレナリン」が多くなると、血圧が上がってしまう恐れがあるので注意しましょう。