必須アミノ酸(9種類)

リジン

「リジン」は、体のタンパク質を形成するにあたって、その「組み立て作業」に、なくてはならないアミノ酸であり、9種類の必須アミノ酸の一つです。「リジン」は、タンパク質の吸収を促進させて、脳をはじめ、赤血球や腎臓の髄質、一部の筋肉を正常に動かすために使われている「ブドウ糖」の代謝や、骨の主成分で、それ以外にも体のいろいろな器官の機能に関係する、非常に大切な栄養素である「カルシウム」の吸収にとっても、重要な働きを任されています。

また、お酒の飲みすぎなどにより、アルコール摂取で弱った肝臓に対し、活力を与えて改善させます。そして、脂肪を分解する酵素である「リパーゼ」の働きを活発にして、脂肪酸の利用を促進します。その他に、「リジン」は、細菌やウイルスに対する抗体力を作り上げ、免疫力を向上させたり、ホルモンを産出して受精率を高めたり、単純ヘルペスウイルスによる口唇ヘルペスなどの庖疹(ほうしん)を予防したり、脳卒中の発症までも抑制する作用がります。「リジン」というアミノ酸は短い言葉の割に、大変多くの活躍をしてくれる正義の味方ですね。

「リジン」のが不足することによる欠乏症の症状として、疲れやすくなり、集中力が低下する。めまいや吐き気を起こしやすくなる。その他には、目の充血や貧血などが挙げられるので、日常生活において、気を配り摂取していただきたいと思います。反対に、「リジン」の過剰摂取による過剰症の症状は、特に心配なく、通常の食生活ならば、過剰症はとくにありません。「リジン」を多く含む食品には、鰆(さわら)、鯖(さば)、小麦胚芽、オートミール、そば、大豆、高野豆腐、納豆などが挙げられます。