必須アミノ酸(9種類)

トリプトファン

牛乳から発見されたと言われる、アミノ酸がありますが、その名称は「トリプトファン」といいます。この「トリプトファン」も、9種類の「必須アミノ酸」の一つです。牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品や、種実類や大豆などのさまざまな食品中の「たんはく質」の中に「トリプトファン」が含まれています。

この、「トリプトファン」が、血液を伝い脳へと運ばれると、ビタミンB6・ナイアシン・マグネシウムと一緒なり「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」と並んで、体内で特に重要な「精神安定・鎮静・催眠効果」の役割を果たしている「三大神経伝達物質」の一つである「セロトニン」を生成します。セロトニンは脳の松果体によって、睡眠サイクルを正常にしたり、活性酸素を減少させたりする作用がある、「メラトニン」に変換されます。

また、「トリプトファン」は、「ドーパミン」や「ノルアドレナリン」といった神経伝達物質の生成過程に、アミノ酸の一種である「チロシン」と協力しています。これまでの研究でわかっていることは、脳や行動障害の治療に効果があると言うことです。「トリプトファン」の不足により欠乏症として現れる症状は、神的に不安定になりやすく、睡眠障害などになってしまう可能性があります。反対に「トリプトファン」の過剰摂取により過剰症として現れる症状として、肝臓で脂肪が変化してしまい、肝硬変になる恐れがあると言われています。

「トリプトファン」を多く含む食品としては、牛・豚・鶏のレバー全般、小麦胚芽やオートミール、そして、そばやスパゲティー、乳製品の牛乳・チーズ、クリームなど、その他には大豆、高野豆腐などがあります。